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深ーい、深ーい。井戸の底にいるみたいだった。
暗いし。寒いし。独りぽっちで、寂しくて、不安で怖くて。
井戸の底から「ぉーぃ」って、空に向かって呼び掛けたの。
どうせ外の世界の人たちは気付かないし、気付いても見て見ぬ振りをするんだろうな、って思ってた。
でもね。
ある人は、「おーい」って呼び返してくれた。
ある人は、ロープを下ろしてくれた。
ある人は、井戸の底まで降りてきてくれた。
助けてくれようとしてくれているのは、わかるし嬉しいんだけど。どうして誰もわたしを井戸の外まで引っ張り上げてくれないんだろうって思った。
動く体力も気力もないのに酷いなぁ、って思った。レスキュー隊みたいに救助してくれないし。ドクターは、特効薬を処方してくれないうえに、薬は効かないし、ちっとも良くならない。
わたしなんて誰も本気で助けようなんて思ってないんだ。そう思ってた。
でも、違った。あのとき見えていたものが、すべてじゃなかった。
うん。むかーしの話し。そして今に繋がっている。
風邪ひかないように。寒い夜は、ホットココアがおすすめです。
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