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ドイツ頼り>福島報道
※ドイツからの頼りをご紹介します。
福島原発のTVニュースは、めっきり少なくなりましたが、それに代わって新聞、雑誌、TVで特集番組が組まれ、事故の修理に当たっている人たちへのインタビューをよく見かけるようになりました。全ては、個人が誰か特定できないようにカモフラージュされていますから、インタビューを受ける方も知られたくないのでしょう。
そこで明らかにされる現状は、作業員の健康を無視するのみならず、原発事故と被爆の危険性の事実をTepco(東電)は、必死で隠し通している姿が浮き彫りにされています。修理や何やかや言っても、結局は何の対策案も計画も持っていないTepcoの実情が伝わってきます。それでも、作業員は日本の惨事を思って仕事に出かけていると言うのです。彼は、「戦時中の神風のような心境」だと話していました。なんとも痛ましいことです。
もう一つのインタビューは、Tepco本社への直撃です。玄関前でのインタビューでしたが、放射能汚染を過小に評価する点を突かれて、担当者は何も答えられず狼狽するだけでした。これには番組司会者も、どうコメントしていいのか迷っていました。
ただ、私がそのような記事を読んで、またTVを見て思うのは、何故外国のジャーナリストにしか肉声を語れないのか。逆に言えば、日本のマスコミ・ジャーナリストが、それほど信頼されていないのか。ドイツの特派員は現地に足を踏み入れて、一人一人にインタビューしています。そして、事実を掴もうとしています。だから、闇の中でそうした人たちへのインタビューが可能になるのでしょう。一つのインタビューは、周りが暗くなってから、一人の作業員が宿泊所から抜け出して始まっています。
こうした人たちの声が、直接日本で聞かれたときに、初めて原発議論が有意義に進むのではないでしょうか。そう思うと、また「日本が一つになる」式のキャンペーンで、真実が漫然と葬られていくような危機感を抱いてしまいます。「一つになる」前に、事の真相が明らかにされねばならないでしょう。
作業員を「ヒーロー」と褒め称えて市民生活から突き放すよりも、「原発の生きた体験者」として市民の中に迎えるべきだと思うのです。そうすれば真実が直接伝わり、原子炉内の真相が明らかになります。もし、それで作業員が首を切られれば、「安全、安全」と言ってきたTepcoの原発技術者と提灯持ちの専門家、学者が作業に当たればいいでしょう。ことは簡単だと思うのですが。作業員が今の状態を強いられていること事態が、何か上手く「危機キャンペーン」で丸め込まれているような気がしてなりません。
外部からの余計なお節介でしょうが、日本は非常に危ない崖淵に立たされていると言えないでしょうか。
それに代わって、日本での反原発集会とデモはキチンと定時のTVニュースで報道されています。うれしいことです。世界は日本の反原発運動に注目しています。あせらず、大きな運動に育っていってもらいたいです。誰か知っている人が写っていないかと、目を凝らしてTVを見ています。皆さん頑張ってください。
では、また。
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